アスリートの親に求められること【アスリート育成のプランニング】

5歳の娘が体操教室に通い始めました。

将来オリンピックに出場するような選手に育てたいという想いから、トップアスリートの親に求められることがどんなことなのかを調べてみました。

アスリートの親に求められること

結論から言ってトップアスリートの親がトップアスリートである必要はありません。

子供を幼少期から特定の競技だけに精通させる必要もなく、ストイックに毎日何十時間もトレーニングをさせる必要もありません。

沢山の現在活躍しているトップアスリートの幼少期を調べてみると、ほとんどが早くて5歳から、遅いと10歳ころからその競技を始めていますが様々な運動や習い事をやっていく中のひとつでしかなく、12歳くらいから何となくその才能に気付き始め、少しづつ特定の競技だけに焦点を絞ってトレーニングをして行った方がほとんどでした。

トップアスリートになる選手は生まれた時からその競技だけをひたすら朝から晩までストイックにトレーニングし続けてそれ以外の世界を知らない生活を送っている人達だと勝手に想像していましたが、現実は全く違うようです。

ではどのようにトップアスリートたちは育っていたのでしょうか?

親がトップアスリートである必要があるのか?

例えば両親がその競技のトッププレイヤーで、その子供も当たり前のようにその世界の表舞台で活躍している選手たちをよく見かけます。

幼少期から両親が活躍している姿を見て、いずれ自分もそんな選手になるんだ!と思って育っていくので将来的な目標設定としては、他の子供に比べると早いのかもしれません。

しかし、そんな恵まれた環境で育っているからと言って、毎日朝から晩まで血のにじむようなトレーニングを行っていたわけでは無いようです。

当然その競技をスタートさせる年齢や環境も、両親が経験者なら一般的な家庭とは明らかに違いますし、親がその競技に精通している分だけその競技に必要な要素を他の運動から取り入れる術も持っていますので、柔軟に色々なトレーニングを重ねて育っているようです。

巨人の星の星一徹のようにちゃぶ台をひっくり返したり、スパルタで育て上げなくても世界で活躍するトップアスリートを育てる事が出来る事が最近の研究で分かって来ています。

幼少期の環境が影響している?

三つ子の魂百までと言われるように、幼少期に子供が受ける影響は大人になってから受ける影響とは数倍違いがあると言われています。

ですので、あまりに幼い時から特定の競技だけをハードにトレーニングし続けていると、子供の記憶の中には「この競技は激しくてハードだから大変だ」「あと何年この辛いトレーニングが続くのだろうか?」「嫌だな」と思うようになってしまい、トップアスリートになる要素を阻害してしまいます。

様々なトップアスリートたちは、小さい時から公園で朝から晩まで遊びまわっていたり、家の中でも飛んだり跳ねたり常に体を動かしていたそうです。

更にその両親も一緒になって遊んだり、体操をしたりして子供の成長を見守り、色々な習い事や教室に通わせて身体の成長と頭の成長を両立させていたそうです。

何を習わせていたのか?

ズバリ、水泳です。

世界のトップで活躍されているアスリートの方々の経験を総合すると殆どの選手が幼少期に水泳教室に通っていたことが分かりました。

一般家庭の小学生の子供がいる母親を対象にしたアンケート調査では、その81%が子供に何らかの習い事をさせていて、最も多かった習い事が水泳教室(31%)だったそうです。

さらに4歳から5歳くらいから水泳教室に通い始める子供が多いとの事で、かなり幼少期に通う習い事の定番になっていて、平均的に11歳から12歳ごろまで続けている家庭が多いとのことです。

小学校を卒業する頃には他の習い事か、塾に通ったり、部活に専念すると言った理由から水泳教室をやめている家庭が多いというデータも出ています。

スイミングの効果とは

  1. 泳げるようになる
  2. 体温調節機能が強化されて丈夫な身体に育つ
  3. 筋の持久力の発達を促し、けがの心配がない
  4. 左右のバランスが取れるので均整のとれた体の発達が期待できる
  5. 集中力が付く

※神経の発達は3歳までに8割、6歳ころには9割が完了し、12歳ころには10割が発達を終えてしまう事が研究結果で分かっています。

トップアスリートの親がこれらの事を意識して子供を水泳教室に通わせていたかどうかは定かではありませんが、ほぼすべてのトップアスリートが幼少期に水泳教室に通っていたことは偶然ではなさそうです。

まとめ【アスリート育成のプランニング】

上記の事例から、

3~5歳くらいから水泳教室に通わせること。

毎日日が暮れるまで外で遊ばせること。

特定のスポーツだけに集中せずに、様々な体験をさせる事。

これらの事がトップアスリートになる為に必要なプランニングの第一歩になると思われます。

それぞれ生まれ持った才能には違いがありますので、まずはその子供にどんな特性があるのかを見極めてあげなければなりません、。

親が経験していた競技だからと言って、その子供に特性があるかどうかは分かりませんし、仮に早い段階でその才能を見出せたとしても、あまりに小さいうちから激しいトレーニングを重ねて怪我をしやすい体になってしまったり、精神的にプロを目指すメンタルが備わらなければ本末転倒です。

ほぼすべてのトップアスリートがそうしてきたように、これから育つ子供たちも幼少期には様々な経験を通してその芽が出るのを待つことが最初のプランニングになると思われます。

アスリートの親として、子供にはどんな才能が眠っているのかを常に目を光らせながら様々な挑戦を子供にさせてあげる事が一番求められている事の様な気がします。

それでは、今回は以上となります。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。